アメリカの保険会社のエトナのCEO、Mark Bertoliniがメディテーション(瞑想)に出会う前は自殺をも考えていた、という記事を読みました。彼自身がメディテーションによって救われてからは、会社の中にもマンドフルネスセンターを作って従業員にもメディテーションを推奨、メディテーションの効果を証明するために二重盲検試験を行って発表するなど、色々な取り組みを行っているようです。この例に関わらず、ハーバードビジネスレビューの記事にもあるように、メディテーションは多くのCEO自身が取り入れ、その後社員にも推奨されているようです。

メディテーションのベネフィットは、アメリカのNCCIH (National Center for Complementary and Integrative Health)のサイトでまとめられています。要約すると「メディテーションにより、血圧降下、IBS (irritable bowel syndrome)の症状緩和、心配やうつの軽減、不眠改善に科学的に効果が認められている」ということで、つまりはストレス軽減に役立つということです。

しかしここで注意をしていただきたいことがあります。スタンフォードの教授、Dr. Robert Sapolsky が、Stress and your body というコースの中で話されていましたが、メディテーションのストレス軽減への効果で不確かなのは、”ストレス軽減の効果の持続”についてと”自己選択バイアスがある”ということです。ここでいう自己選択バイアスとは、誰もがメディテーションをしようと思うわけではなく、メディテーションをしようと決める人自体がすでに、メディテーションをしたくないという人と違いがあるということで、被験者を集める時点で既にバイアスが存在している、ということです。

私はこの自己選択バイアスの話をなるほどー、と思って聞きました。というのも、私は長年(もう15年くらい?)ヨガを定期的にしていますが、未だにメディテーションをきちんとしたことはありません。ヨガをやっている時でさえ、呼吸を長くする時、静かに横になっている時、まともに瞑想できていないからです。こんな私が本格的に瞑想をしても、十分な効果が期待できるのか?と思っていたからでした。

とはいえ、メディテーション自体やその効果を否定しません。多くの人が効果を得ているのをみてきたからです。自分自身の振り返り、他の人と話した経験から思うのは、概してストレスレベルが高い(ストレスが高い職業の人やストレスを感じやすい人)は、自分の心を落ち着かせる場として瞑想がとても有効そう、という事です。いつも忙しいと感じる人、ストレスから頭痛や腹痛を感じる人、自分自身にストレスをかけて鬱に感じる人、などは積極的に瞑想の時間を作ってみると効果があると感じています。

ちなみにメディテーションといっても、いろいろ方法があり、マインドフルネス、1960年代にビートルズなどの有名人がインドに行って行った事で有名になった超越瞑想(Transcendental Meditation)などがあります。定義ややり方などはそれぞれですが、自分の気持ちに正直に、否定的にならず自分を受け入れる、ということでマインドフルネスが最近では良く知られています。

さあ、ここまで来て、あなたも実際にメディテーションやってみようかな、と思いましたか?メディテーションを毎日の生活に簡単いとりいれやすくするため、また、とにかkやってみようと思う人には、Headspace などのアプリの活用も良いです。