あなたは家から働く(テレコミュート)か、会社で働くか選択肢を与えられたらどうしたいですか?

少し古いデータになりますが、2011年にIPSOS によって24カ国の人を対象に行ったテレコミュートの調査によると、全世界平均では約60%の人がテレコミュートをしたいと答えたのに対し、日本人は38%の人がしたいと答え、なんと24カ国中で下からから2番目。

実際に週1回以上テレコミュートをしている人は、全世界平均では35%に対し、日本は18%でした。アメリカは意外に家から働いている人も多いのかと思いきや、26%の人という結果でした。

このテレコミュートをしたいと答えたのが低いのは、日本人がテレコミュートは生産性が低いと考えているからで(56%の人が生産性が低いと答えています)、これは24カ国中最も高い数字(平均は35%)。また、同僚と直接会わないことにより孤独感を感じると答えている人も多い様です(71%)。興味深いのは、62%の日本人がテレコミュートにより家族と仕事との境界がなくなると考えていることです。

これに対して、約90%の日本人が子育て中の女性にはテレコミュートは有効と考え、また同じく約90%の人がテレコミュートは通勤がないことによりストレス軽減につながるとも言っているのも、面白い結果です。

この結果から、テレコミュートの、通勤の軽減や、家族の面倒などをみたりしやすい、という利点は理解されているようでも、なかなか実際に導入している企業や、導入していても使えていない実態がみえてきます。

さて、ここまでデータを見て、改めてどう思いましたか?あなたはテレコミュートしてみたいですか?

私個人的には、週に1回家から働いてもいいという機会を与えられたことがありますが、良い点と悪い点と両方ありました。良い点は通勤がなくて済むこと。集中して仕事ができること。悪い点は、会社のシステムにつなぐとスピードが遅く、その時はデータ解析を多くしたいたので仕事が進まなかったこと。あとは夏は暑くて会社の方が涼しくて仕事がしやすいと思いました。

この時は、仕事をし始める時と終わる時に部署の人に「今から仕事はじめます」「これで今日の仕事はおわりです」ときちんとメールで伝える必要がありました。また、電話にはすぐに出られるようにしている必要がありました。ということで、家で働いているから用事を足せるいうわけでもなく、通勤をしなくていいというのが一番のメリットだったといえます。

とはいえ、私はテレコミュート賛成派です。テレコミュートのメリットを最大限にするためには、自由度の高い形式(たとえば、病気の時、家族を世話しなくてはいけない時、自分が病院にいかなければならない時などは家から働いてもいい、というようにする)にしたほうが社員も家から働くの機会をもらえたこと自体に感謝し、きちんと働こうという意欲もあがります。私の前の会社の例では、週一回で会議のない日、などと決められたりしていたので、結局ほとんど使う機会がなかったりしてしまいました。

テレコミュートのメリットをあげるためには、会社と社員の信頼関係も大切です。家から働いているからといって、上司がこまめに様子をチェックするというのは、両方にとって働きにくくなります。また、会社で働いている同僚からも不公平感がでないような環境作りも必要です。

家で働く側も、家で働く時には家族から邪魔されないような環境を作ることが大切です。たとえば、会社で働く時と同じような格好をする、仕事している間は家族は基本立ち入り禁止にする、インターネット環境を整える、個人のメールは仕事中はオフにする、などです。家でやったほうが効果が上がりそうな仕事を家でやるなど、計画をもって仕事にとりくみ、家で働くことの意義を示していくことも大切です。成果をきちんとだすことはいうまでもありません。

ここまで読んで、私もテレコミュートしたい!と思っても、うちの会社じゃテレコミュートの機会自体が与えられていないし…と思った人もいるかと思います。テレコミュートが自分の生活スタイルに合っていると思ったら、会社側に積極的にうったえて、数人のテストケースからはじめてみたりすることもできます(上で述べた私のテレコミュートの例は、会社側が週1回を幾つかの部門ではじめたテストケースです)。テレコミュート可能なところに転職を検討してもいいかもしれません。いずれにしても、自分の生活スタイルにあった仕事で最大限の成果を出したいでよね。

そのほか、テレコミュート成功例、失敗例、などあれば是非教えてください!