私はMBTI の指標でいうと、ISFJ で、実際におとなしいとか、何を考えているかわからないとか、言われうこともおおい「内向型」です。もとは研究室で研究をしていた私も、アメリカのビジネススクール、その後はアメリカの会社でマーケティング職として働いていました。そこで、私が思、”内向型が外向型社会、特にアメリカ、の会社でうまく立ち回るための秘訣”を5つ紹介します。

本題に入る前に、まず述べておきたいのは、アメリカ人は外向的な人が多いというイメージがありますが、アメリカ人にもたくさんの内向的な人がいるということです。外向的が好まれる環境で育ってきたために(例えば、授業形式ではなく議論形式の授業。個性が尊重される文化。)内向的な人も外向的になる訓練が小さい頃からされていると感じました。また、内向的なアメリカ人は、外向的な人とも付き合う方法を自然と身につけている人も多いと感じました。

このためか、日本人は「内向的 イコール シャイ(恥ずかしがり屋)」と思っている場合も多いですが、アメリカ人は、内向的でもシャイじゃない人も多いのは驚きました。私の夫を例にあげると、自分の頭の中のアイデアや考えに没頭して、数人の親友や家族と一緒にいるのが好きな内向的タイプですが、自分の意見を言ったり、自分の権利を主張したりするのに躊躇はありません。有名人では、ビルゲイツは、内向的でもシャイではないタイプです。

このようにアメリカ人でもたくさんの内向人間はいて、私のようなシャイで内向、といったタイプとは違う人も多く、内向型人間として生き残る術を直接目の当たりにできる良い機会であるとも思いました。

さて、本題に入り、シャイで内向型人間が、アメリカのオフィスでサバイバルした方法5つ、紹介します。

1)気軽に話せる同僚をつくる

これは、アメリカだけではありませんが、自分に興味をもってくれる人、親切にしてくれる人とは、仲良くなって、オフィス内で気軽に話したりできる人をつくったほうが得です。オフィスでは必ず一人くらいは日本に興味をもっている人や、単に人に興味をもつのが好きな人がいるはずです。内向型としては、「なんだよ面倒だな」「なんか裏があるのでは?」と思いがちですが、そこは一つ頑張って笑顔をつくり、自分などに興味をもってくれたことにありがたく思い、仲良くなると、オフィスでの人間関係も広がってきます。

逆に「なんか私無視されている?」「この人私のこと嫌いなんじゃないだろうか?」と思う場面も、日本にいた時以上にありました。そういう時は、「大人しいからバカにされているのか?」「経験がないから?」 「日本人だから?」 「英語がネイティブじゃないから?」 など、いろいろネガティブなことが頭をよぎってしまいます。しかし、こんな時にも、自分に優しくしてくれる人や、気軽に話しかけられるオフィスの同僚がいると、その人のところに話に行ったりすることで、気分も軽くなり、心強く感じます。

忘れててはいけないのは、どこの国で働いていても全員が自分を好になってくれるわけはありませんし、内向型は話してくれない人に対して勝手にネガティブな理由をつけたがってしまいがちで、「相手が何を思っているかなんてわからない!」と思って、すぐに忘れる癖をつけることです。実は後で話してみると、すごくいい人だったということもありますよね。

2)朝にエネルギーをあげる

日本で働いていた時は、朝は通勤電車の影響か、前日の飲み会の影響か、朝はテンションが低く、夕方になるとテンションが上がってくる人が多い気がしていました(私もそうでした)。逆に、アメリカの会社では朝型な人が多く(テクノロジー系のスタートアップではそうとは限らないようですが)、そのために、朝起きてから会社に行くまでの間に自分のテンションをできるだけ上げておくようにすると、朝会った人とも気持ち良く挨拶ができます。また、朝のメールが少ない時間に集中して仕事をすすめられる、という利点もあります。

3)オフィス/キューブ内で瞑想する(目をつぶる)

アメリカの会社のいいところは、ほとんどの場合オフィスまたはキューブで働くことができるため、自分のスペースがあることです!内向型にとってはなんと素敵な環境でしょう! 仕事が忙しくなったり、誰かから無理難題を突きつけられたり、頭にくるメールを読んだりしたときなどは、誰にも邪魔をされず、目をつぶって深呼吸などをすることで自分を落ち着かせることができました。日本のオフィスでは、「寝てるの?」と思われてしまうと嫌だったのでなかなかできませんでしたが。

また、集中して仕事を終わらせたい時などには、周りの人に断ったうえで、オフィスを閉め切って仕事をしている人や、キューブでイヤホンで音楽を聴きながら仕事をいる人などもいました。

4)必要以上の準備と練習

内向的でシャイな私は、自分の中にある程度の自信をつけるために、会議やプレゼンの前には必要以上の準備をしなければなりませんでした。

プレゼンの場合では、もちろんプレゼン自体の練習が含まれますが、想定される質問、ボディラングエッジなども練習しました。また、プレゼンはクラスを受講して実際に人の前で発表する練習もしました。

会議の場合には、事前に資料を読んでおく、誰が来るのか確認する、必要であれば早めに行って自分の座りたい席を確保する、質問を考える、などをしました。

5)無理に、話さなくてもいい!

最終的にはこれ「無理に話さなくていい」と思い、自分を追いこまないことです。ただ、人に話しかけられたときに無視したり、目をそらしたり、下を向いたりすると、アメリカでは特に、非社交的と思われてしまいます。

私は「実は、話しかけないでオーラをだしていたから話しかけなかったんだけど、話してみるとおもしろいね。」と言われたことがありました。自分ではそんなつもりはもちろんなかったのですが、目をあわていなかったのと、下むき加減が問題だったと気付きました。

したがって、たとえば同僚とすれちがって、相手が話したそうにしたとすると、無視するのではなく、Hi と相手の目を見て、笑顔をみせてすれ違っていけば、今後も感じ悪いと思われなくて済みます。

最後に、アメリカの会社では、日本と違い、飲み会や会社関係のイベントは少ないですし、上司よりも先にオフィスを出て家に帰ることに悪気を感じる、という社会でもなく、自分のペースでもはたらきやすい環境が整っていますから、実は内向型でも悪くない社会かもしれません。