私の子供が好きなテレビ番組、Daniel Tiger’s Neighborhood の歌で、

It helps to say what you’re feeling

Because sometimes friends have different feelings

We all feel different ways

というのがあります。日本で「言わなくてもわかるだろう!」と言うような古いタイプの父親の元で育った私には、最近は子供の時から自分の気持ちを表現しようという教育がされているのか!と驚きでした。この番組は子供の社会性を育む内容で、最近の研究結果でもこの番組を一定期間見た2−6歳児と見なかった子供を比較すると、他人に共感できる能力、自分に対する自信、感情を認識する能力が高いという結果がでています。ただ、テレビを見せているだけではだめで、親がテレビの内容について子供と頻繁に話さないといけないということです。

やはり自分の気持ちを表現してみるって大切なんですね。では、気持ちを表現することで得られる効果は何でしょうか。

1)健康に良い

当たり前かもしれませんが、自分の気持ちや感情を中にためこむと、気持ちが落ち込んで、うつ状態になってしまうこともありえます。友達や家族に話してすっきりしたことは誰もがありますよね。気分が良かったことも、人と共有することで、その楽しかったり、嬉しかったことを再び感じることができて気分がよくなりますよね。

2)共感を生む/育む

心理学では、自己開示の辺報性「人間は自己開示をされると、同レベルの自己開示を返してしまう」ということが知られています。ということは、自分の感情を表現すると、相手も感情を表現してくれやすくなるということです。お互い感じていることを理解しあうことで、相手の立場にたって物事を考えることが出来ます。

このような他人の気持ちを理解する状況をたくさん経験することで、実際に感情や気持ちを口に出して表現しない場合でも、常に相手の気持ちを考えて、相手の立場で物事を考えられる”習慣”もできます。この習慣化こそが共感の育みです。一人一人が相手の気持ちを少しでも考えて行動すれば組織では大きな力になります。また、世代、興味、人種や宗教など様々なバックグラウンドの人が一緒に働き多様性が尊重される現代の職場では特に、共感を持ったリーダーシップが重要となってきます。

3)信頼される

共感をもって人と接することができると、周囲から、この人には話を聞いてもらえる、話しても安心、というイメージを持たれ、一人一人から信頼されるようになります。さらには、共感を持てる人は会議の雰囲気などもうまく読み取ることができファシリテーションがうまくできたり、争いごとの仲介をうまくやることができるようにもなり、多くの人から信頼を持たれるようになります。

最後に、自分の感情を言葉にして、紙に書き出してみることもおすすめです。私が自分でやってみたときには、いかに感情を表す表現に乏しいかに驚きました。たとえば、ただ悲しいと思っても、もう少し深く考えてみると、その悲しいという感情が、寂しいだったり、同情だったり、虚しさだったりしました。感情を表す表現が増えると自分の気持ちを人に伝えるのにも役立ちますし、人の話を聞くときにもよく考えられるようになりますよ。