「アメリカ人は思った以上に仕事するんだな。」

というのが私が初めてアメリカで働いたときの正直な感想でした。「アメリカ人はなかなか動いてくれないー」とか思っていたのも、働き方や考え方の違いを理解することで、自分からのアプローチの仕方や自分の考え方を変えることができ、色々な人とうまく働けるようになりやすくなりました。

ここでは、4つの日米の働き方の違いを紹介してみたいと思います。

1)”Evening person” vs “Morning person”

日本の会社でもフレキシブルな出社や退社時間をとりいれている会社も多いですが、そうなると全般的に遅めの出勤時間、遅めの退社時間になりがちです。アメリカでは逆に、朝に早く出勤し夕方早めに帰る人の方が多いです(ただし、若い人が多く働くスタートアップでは、遅く出勤して遅くまで働くケースもあります)。

これは、平均してアメリカの方が日本に比べて通勤時間が短いせいもありますが、アメリカ人が夕方は家族との時間を優先にする傾向があることや、アメリカでは子供の学校までの送り迎えが必要な場合も多いいことも理由です。

以前働いていた会社で子供をいつも夕方に迎えにいっている上司がいましたが、その人は常に5時過ぎには会社出ることを公表していたため、同僚もその人と話す時は5時前といったように暗黙に理解していましたし、それを尊重もしていました。ただし、その人は朝は早く出勤し、夜には(家で)メールをチェックするなどして対応もしていました。

なんとなく上司がいると帰りにくい、会社にいないと仕事をしていないというイメージが日本では未だにあるかもしれませんが、アメリカではやることさえきちんとやっていればオッケーという考え方で、周りのことはあまり気にしていません。

2)”Speed” vs “Quality”

誰もが知っているように、日本のモノの質には定評があります。逆の観点からいうと、質がスピードよりも重視される傾向にあります。アメリカでは、完璧な質を求めず、スピードとの兼ね合いで物事を決断することが必要です。

私はデータを提供する仕事をしましたが、必要な情報があれば、私が個人的には70%から80%程度かな、と思う仕上げでも十分満足してもらえることも多かったのも事実です。仕事をアップデートする時も完成まで待つのではなく途中で報告してみるなどして、相手の意見を聞いてみるのも有効です。

3)”Speak Up” vs “Observe”

講義形式の授業形式や、自分の意見や質問は相手の話を聞いた後でしっかり考えてからする、という環境で育ってきた日本人は、会議でも、アメリカ人から見るといわゆる「オブザーバー」になりがちです。意見がないわけでも、聞いていないわけでもないのに、相手から見ると参加していないか、参加する意欲がないように思われてしまします。

そう、だからアメリカでは、”Speak Up!”と言われます。

私も、話すタイミングがつかめなかったり、こんなこと言ったら的外れかな、などと思ったりして発言しにくかったことは多々ありました。

対処方法としては、事前に資料などが配られている場合には質問をいくつか考えておくというのが一番良い方法で、事前にできない場合には、会議ので切るだけ早い時間に何か意見や質問をしてしまうことをお勧めします。とりあえず一回は何か言った、という安心感が生まれるからです。そうしているうちにだんだん慣れてきて自然と発言できるようになります。

4) “e-mail” vs “phone”

アメリカのオフィスでは、メールの返事がなかなかこなかったり、確認したいことがあった時には、即電話すると問題が解決することが多いのに驚きました。だったら早くメールで返事くれればいいのに!と思ったことも多々。

メールだと誤解されがちな内容も、口頭ではさらに説明できたり、トーンを変えたりできるので、英語が得意でなくとも伝えやすいことも多いのも事実です。気の重い電話も、思い切ってしてみると「なんだー、早くすればよかった」と思うこと多いはずです。

とはいえ、アメリカではメールが少ないかというとそうでもないのも事実ですが…どこの国でもメールの数は多いのは避けれれないかもしれません。

最後に、アメリカでは様々なバックグラウンドの人がいるので、違いだけではなく、この人とはこういう観点で意外と同じなんだなあ、というところも見つけてみたりするのも面白く、コミュニケーションに役立ちますよ。