ある親戚が祖母の100歳のお祝いをするための日程を決めるために、私たち家族の予定を聞いてきました。様々な人の日程を合わせなければならず、日程が合わなそうな人と個別で話で妥協してもらうなどをしたそうで、結局数カ月後に日程が決まりました。

この話を聞いて、はじめに全員の日程を聞いてしまったからだよー、と思いました。絶対にこの人は外せないという人の日程で決めてしまい、あとはできるだけ来てもらう、というのが良いやり方だったのでは?と思いました。

ということで、今日は、組織やグループが絡んだ決断をする時に注意した方がいいことを書いてみます。

1)ステークホルダーを決める。

決断をしなければならない時に、絶対に外せない人はだれか?誰の意見が必要か?ということを決めます。私の親戚の例では、例えば、祖母の子供達です。孫や、友達まで広げると決断がしにくくなります。会社でも、決断をするのに外せない人を選びます。注意した方がいいのは「あの人は入れとかないとうるさいからな」というような理由でステークホルダーに入れてしまうことです。その人がどの程度問題に興味があるか、その人の影響度などを加味して、場合によっては情報をアップデートするにとどめる、という選択肢もありです。

2)必要によっては多数決もあり。

できるだけの情報をあつめて、ステークホルダーもあつめても決まらない時には、多数決という方法もあり得ることを忘れずに。多数決で決めて上手くいかなかった時には、「ほら、いっただろ」というように責めがちですが、決めたことにはサポートする姿勢が必要なのはいうまでもありません。

3)選択肢を広げる。

決断するというと、「黒か白か?」「この方法でよいか?」などと、ある問題にたいしてGO or Not GO のような決断になりがちです。しかし、常に他の選択肢もあり得る、ということを忘れずにいましょう。特に、色々な意見が出て調整がききにくいときには、様々な選択肢を出してみると、議論の方向性や、グループ内の雰囲気までも変わったりします。

4)決断に必要な情報を集める。

当たり前のことかもしれませんが、問題に対する決断に必要な情報をあつめます。仕事であれば、必要なリソース、リスク、外的要因(マーケット、競合)、ファイナンスなどです。必要な情報も事前にこのグループの人が興味のありそうなことを調べておくと楽です。例えば、リスクを回避する傾向があれば、逆に機会(オポチュニテイー)も強く調べておくなどができます。

5)決断する

意外と忘れがちなのが、「決断する」ことなんです。情報を集めて、ステークホルダーも決めて、会議をして、ほっ、としてしまわないように。決断する時にも、何か基準や優先順序があると決めやすくなります。例えば、イベントプランナーを雇うのであれば、カスタマーサービスの良さとコストを一番の基準にする、などです。

最後に、自分が、集団や組織のための決断をしなければならないとなると責任を感じます。自信をもって、他の人も納得がいく決断をするために、日頃から他の人がどのように決断しているか、どのように決断できていないか、ということもよく見てみると、いろいろ学べます。