アメリカではサンクスギビングがやってきます。その名が示すようにサンクスをギビングしてみるいい機会!です。ちょっとしたことに関してありがとう、ということって意外と簡単ですが、本当に心からありがとうと言ったりすることって照れくさかったり、言い難いこともありますが、その効果は絶大です。

職場でも感謝をすることで、社員の満足度が上がったり、チームワークを強固にしたり、モチベーションをあげたりする効果が知られています。今回は、「ありがとう」を職場で使う時により有効にするポイントをお伝えします。職場では時に戦略的になることも必要。「ありがとう」を効果的に使うことで、自分の会社での人間関係向上、認知度向上などにつなげることができます。

1)職場でありがとうという時に、一番大切なポイントは? それは、感謝するポイントを「具体的に」すること。

「君は今年は本当にがんばってくれたね、ありがとう」と言われるのと、

「今年のSプロジェクトでの君のコスト削減に関する提案はすばらしかった。ありがとう」

と言われるのとではどう感じ方に違いがありますか?

上のほめ方だと、「たいして私が何をしていたかもしれないくせに、とりあえず年度末だからありがとうっていってるんでしょ」と思うかもしれません。下のほめ方だと、嬉しいという気持ちに加え、「私のやったことをきちんとみてくれていたんだ」と思う人も多いでしょう。

自分のとり方だけでなく、下の方だと、褒めた時に第三者が周りにいたら、自分が実際にやったことというのを周りに知ってもらう素晴らしい機会になります。

余談:上司が「今年はがんばってくれたね、ありがとう」と言ってくれたら「ありがとうございます、具体的にどんなところを頑張ったと思うか教えていただけますか?」と聞いてみてはどうでしょう?自分の上司が日頃自分の成果や努力を理解していないな、と思う場合には特にお勧めです。そんな上司はどう答えて良いかわからなくなるか、一般的な返事(「時間外までよく働いてくれた」など)をするかもしれません。そんな時には、部下を良く観察してほしい、と言う意味を込めて「褒めていただいて光栄です、今度はどういうところを頑張ったのか言っていただけると、もっとがんばる気になります」と言ってみましょう。

大切なポイントは、日頃から周りの人の成果や努力に気付いたらメモをしたりしておきくこと。誰もが忘れている時期にありがとうを言うともっと相手からもありがたがられます。ただし、気づいた時にすぐにありがとう、ということも有効ですので、うまく使い分けると良いです。

2)誰に感謝するか?

部下、チームメンバー、顧客などに感謝の気持ちを伝えることは多いと思いますが、特に、日頃関係の良くない上司、もめることの多い同僚、自分のことをもっと気づいてほしい他部署の部長、難しいけれど大切な顧客など、誰に言ったら自分の仕事に利になるか戦略的に考えてみます。

感謝されて悪い気がする人はいません。ただ、関係の悪い人に、嫌味っぽく聞こえたり、裏があるように聞こえたりしないように注意です。事実に基づいたことに対してありがとう、というと言いやすいです。例えば、「新製品の申請の時にRさんがみんなをプッシュしてくれたおかげで期日に間に合ったよな、ありがとう」

自分のことをあまり知らない人に自分を知ってもらいたい時にはこの方法はとても有効です。例えば「Xさんがこうおっしゃったことが、本当に胸に突き刺さりました。参考になりました。ありがとうございます」相手に自分の顔を名前を知ってもらういい機会になります。

さて、あなたは誰に、何に対してありがとうを言いますか?